就職活動が始まるとよく「自己分析が必須!!」と聞きますが、自己分析ができないと苦戦する学生は多いです。
私も自己分析の対策には非常に苦労しました。
今回は、自己分析が捗らない人のために、個人的におすすめの対策方法をまとめてみました。
Contents
自己分析ができない人がまずはじめに意識すべきこと
まずこちらのグラフをご覧ください。
リクルートのサイトが就職活動について調査した結果、十分にできなかったと学生が後悔している項目のトップに「自己分析」がランクインしています。
やはり、データからも「自己分析」に苦戦する学生がおおいことがわかります。
自己分析がうまく行かなくて悩んでいる人は「自分だけ遅れている」とは思わないでくださいね。みんな苦労しています。
自己分析に苦労することは構わないです。しかし、気をつけてほしいことが3つあります。
・一貫性のある答えにこだわりすぎて抽象的になりすぎない
・自分の出した答えを信じすぎない
・ゴールを求めて自分探しの旅にでない
この3つは自己分析ができない人が陥りがちなことですので気をつけましょう。
一貫性にこだわりすぎて答えが抽象的になりすぎないこと。
自己分析は、過去の行動や考えから自分の価値観や強みを見つける作業です。
そのため、過去の経験A、過去の経験Bから共通項Cを見つけるといったやり方をするとおもうのですが、実際そんなにはうまくいきません。
人間はそんなに一貫性などありません。
無理に一貫性を持たせようとすると「抽象的な結論」になってしまいます。
よくあるのが、「社会貢献がしたい」という結論です。「社会貢献」は基本的にどの企業もしています。(笑)
これは無理やり共通点を見つけようとしてたどり着いた答えなのでしょう。
自己分析では、複数の経験から共通の価値観であったり強みを見つけてくるという作業をしますよね。
しかし、共通点はなかなか見つからないことが普通なのです。
無理に答えを出そうとして当たり障りのない答えになってしまうことは、選考においてもキャリア選びにおいてもよくないので気をつけましょう。
自分の出した答えを信じすぎないこと。
仮に答えが1つに定まったとしても、それが正しいか、そして今後もそれが変わらないのかという疑問は残ります。
就職してから「やりたいこと」が変わった人も多いので、就職活動で見つけた「答え」を信頼しすぎないほうがいいです。
自分が初期に出した答えに固執しすぎると、適性がない業界ばかりを受けてしまったり、入社後にミスマッチで悩んでしまう可能性もあります。
ゴールを求めて自分探しの旅にでないこと。
「とりあえずなんかそれっぽいことは考えてみたけど本当にあっているのかな…いやこっちか?わからん」
こんな感じで自己分析をやればやるほど分からなくなる時はありませんか?
自己分析に終わりはないのです。
人間は本質的に自分のことなど完璧に分かることはできないからです。
そのため、「自己分析を完璧にやろうとする」人は完璧を求めて終わりのない自分探しの旅に出てしまいます。
深みにはまってしまえば、そこから抜け出せなくなるのが自己分析の怖さです。
自己分析をする際には無理に完璧を求めすぎないようにしましょう。自己分析に行き詰まったとしても悩みすぎないようにしてくださいね。
自己分析対策① ツールに頼る
自己分析をずっと一人でしている人は気をつけたほうがいいです。
自分一人だと主観的になりすぎる恐れがあること、そして自分一人だけで知れることには限界があるからです。
そこで有効なのが自己分析ツールです。
自己分析ツールとは、いくつかの質問に答えると、自分の強みや特性を診断してくれるサービスのことです。
ネットには、無料で様々な自己分析ツールがあるのでそちらの方も試してみましょう。
自分の思ってもいなかった強みや特性はもちろん、向いている業界や企業、アピール方法まで教えてくれるツールもあります。
効果的な活用法は以下の通りです。
①自己分析ツールで診断を受ける
②結果が出たら「なぜその結果になったか」過去の経験から考える
自己分析って過去の経験から「結果」を導き出すのがよくあるパターンですが、自己分析ツールはその逆です。
結果から逆算する感じですね。
そして、一番おすすめな自己分析ツールがキミスカです。
というのも適性診断が一番正確だからです。
しかも、適性診断ツールを活用し自己分析を進めつつ、自分とマッチする企業からオファーがくるという万能なサービスです。
★こちらから登録★
詳細はこちらのページからどうぞ!

また、他の自己分析ツールを試したいという人は以下の記事も合わせてご覧ください。

おすすめの自己分析ツールをまとめています。
自己分析対策② 選択肢を増やす
先ほど言ったように自己分析の答えを見つけようとしたとしてもそう簡単には見つかりません。
それは、「選択肢が不十分だから」です。
例えば、「強み」を探すときには自分が「知っている」強みの中から選びますよね。
しかし、自分の「本当の強み」は自分のレパートリーに入っていなければ一生その強みは見つかりません。
皆さんには是非そのレパートリーを増やしてほしいと思います。
10個の選択肢の中から自分に合ったものを選ぶのと、50個の中から自分に合ったものを選ぶのでは、その精度が大きく違ってきます。
その選択肢を増やすための方法を下にまとめておいたのでぜひご覧ください。
選択肢を増やすための記事を読む
☛Onecareer、Unistyle、就活ノートで過去のエントリーシートを見る
上のサービスは、各企業ごとのエントリーシートや選考体験記を無料でよむことが出来ます。
体験記を読むことで、自己分析の際に必要な「選択肢」を増やしましょう!
上記のサービスはどれも「内定者や選考通過者の過去のES」を見ることができます。
それぞれ掲載されているESも異なってくるので全部登録することをおすすめします。
特にOnecareerは今登録すると500円のAmazonギフト券がもらえるのでおすすめです。
自己分析対策③ 捉え方を変える
まずはじめに、自己分析はそんなに「絶対的なもの」ではないということを心にとめておいてください。
もちろん、先ほど言いました通り自己分析は「自分に合った仕事」を探すためのものではあるのですが、それほどすっきりした結論に至ることは難しいです。
そのため、自己分析は、
・「企業から評価を貰うためのツール(自己PR、志望動機などを魅力的にするためのツール)」
・「やりたくない仕事を見つけるためのツール」
と割り切ってもらってもいいかもしれません。
こうすれば見えてくるものも変わってくるかもしれません。

ただし、企業に合わせて自分の人格を作り上げろと言っているわけではありません。
自分らしさを伝えつつ企業が求めているものを主張していくということが望ましいでしょう。
自己分析対策④ 共通点よりも一番〇〇なものを選ぶ
共通点を見つけることは何度も言いますが難しいことです。
ではどうすればいいのか。
▲一貫性を求めて共通点を探す
◯「どんな時が一番自分らしかったか」・「どの場面が一番うれしかったか」を考える
一貫性がなかなか出ない場合は無理やり一貫させようとしなくて構いません。
「一番」のものを見つけましょう。
例えば
高校の部活では、「皆を引っ張るリーダーであった」が、大学のサークルでは「サポート役」だった。
どの場面であれ、「人の役に立てる」ことがポイントなのかな
このような経験がある人は、どのような結論を出すべきでしょうか。
リーダーでもありサポートでもあった。
結局「ひとの役に立てるならいいのか」という結論になるのは非常にもったいないです。
抽象的すぎます。
人の役に立って悪く思う人は少ないですよね。
重要なことは、「どちらの立場の方が自分らしかったか」、「どちらの立場の方が楽だったか」ということです。
このように、自己分析に答えが見つからない人が1つ意識すべきことは、「無理に綺麗に解を求めない」ことなのです。
自己分析対策⑤ 面接を受ける
自己分析に終わりが見えないため、モチベーションを下げてしまうという理由があるならば、自分で「終わり」を作ってしまいましょう。
一番おすすめなのが、直近の面接に向けて自己分析をしていくことです。
テスト勉強は直前になればなるほど捗ることはありませんか?それと同じでとりあえず面接の予定が入っていれば否が応でも自己分析など選考対策をするモチベーションは上がります。
そのため、自己分析が進まなくなったら、どうでも良い企業でもいいので一度面接を受けてみましょう。
そして、面接後に「振り返りを行う」ことで自己分析はさらに深まります。
詳細はこちらの記事をご覧ください!

自己分析が進まない人でも面接を機に自己分析が捗るようになったりします。
自己分析対策⑥ 他者に頼る
自己分析が手詰まりで自分が何者かわからなくなってきた…という人は、一度他の人に協力してもらうことをおすすめします。
自己分析ツールに関してもそうですが、自己分析は「様々な角度から分析する」ことが非常に有効です。
その1つとして他者に頼ることが挙げられます。
いわゆる他己分析ってやつです。
選考においては、自己が分析した結果がどうであれ、結局それを評価するのは他の人です。
そのため、「他の人から自分はどう見えているか」ということも明らかにできるといいでしょう。
友人に頼るのもいいですが、プロに頼むことをおすすめします。
例えば、【キャリアチケット】。
このサービスは、プロのアドバイザーが就活生について色々アドバイスしてくれるというものです。
また、選考対策・ES添削や、意外と優良企業の特別ルートなども紹介してくれます。
就職エージェント系ってどうしても評判とかきにしちゃうと思いますが、とりあえず一回行ってみてからしょうもなければ登録解除すればいいと思います。
詳細を知りたい方はこちらから。

まとめ
いかがでしたか。
今回は「自己分析ができない・進まない人」に向けて対策法を講じていきました。
自分に合った企業を探す、そして内定を得るためには自己分析は欠かせません。
そんな自己分析について、なにかこの記事からきっかけを見つけてもらえると幸いです。