就活に備えて資格を取ったあなた!
それだけで安心していませんか?
これから資格を取ろうと考えているあなた!ぜひ下の記事を参考にして自分にあった資格を取ってみましょう。

今回は、「資格をとった人」のための「就活戦略」について話していきたいと思います。
Contents
資格を取るだけでは就活では有利にはならない

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「○○の資格をもっています!」
こうアピールする学生は少なくないです。しかし、資格を持っていることはなんのアピールにもなりません。
基本的に学生がとる資格は、「勉強すれば取得できる」ものだからです。つまり資格を持っていることは、「ちょっと早めに勉強している奴」くらいとしか捉えられません。
- なぜ資格を取ろうと思ったか(目的)を明らかにする
- 資格を取る過程で意識したことを明らかにする
- その資格を活かして自分らしい就活戦略を考える。
資格を持っていることを就活に活かしたい場合は以上のことを意識すると良いでしょう!
資格を取った目的を明らかにする
選考では、面接官が履歴書を見て、
「なぜその資格を取ったんですか?」「どうやって勉強しましたか?」などと聞いてくることがあります。
この時に、「ただ受けただけ」「とりあえず取った」としか答えられない人は返って悪印象を持たれる可能性があります。
こういう人は「手段が目的化してしまっている」のです。
あくまで資格は「ある目標を達成するための手段」なのです。
ITパスポートの資格を取るために勉強するのではなく、「IT業界で○○を成し遂げたい。」という目標を達成するためにITパスポートを勉強するのです。
面接などの選考に臨むにあたっては、しっかりと自分がやりたいことを「目的」としてそのために「ITパスポートをとった」ということを伝えることができるといいんじゃないでしょうか。
目的がはっきりしていれば、面接官も「この学生は目標のために努力できる人材だ」と思ってくれます。
資格を取る過程で意識したことを明らかにする
資格を取るにあたって、「なんとなくやったら受かった」というよりも「しっかり過程を意識して勉強した」という学生の方が評価を得やすいです。
なんとなく受かったほうは「運がよかっただけ」かもしれませんからね。
資格を取るにあたって、
・工夫したこと
・苦労したこと
・モチベーションは何だったのか
などを明らかにしておきましょう。これらはガクチカと同様、強みや価値観を伝えるエピソードとなります。


その資格を活かして自分らしい就活戦略を考える。
自分が行きたいと思っている業界で必要な資格を持っていることは、「その業界への志望度」を示すことにもなります。
このように、資格を用いて就活を有利に進めていく戦略というものがいくつかあるので、次に紹介していきたいと思います。
資格を用いた差別化戦略
ITパスポート×メーカー
ITパスポートは「IT業界志望者」なら持っていてもおかしくはない資格です。
ではこれを「メーカー志望者」が持っていたらどうでしょうか?
「メーカーとITなんて関係ないよね。」と思われるでしょうか?
答えはNoです。
BtoBであれBtoCであれメーカーもITの波が来ているのです。例えば、自動車業界。自動車のあり方は今大きく変わっており、「自動運転」や「Iot」がトレンドになると考えられています。
そのため、メーカーからしても「ITに精通している人材」は魅力的にうつるはずです。特に事務系であれば大きく差別化をできるでしょう。
気を付けるべきことは、ITに詳しいのに「なぜメーカーを選ぶのか」ということをしっかり明らかにすることです。これがなければ、「IT業界に行けばいいのに」と思われかねませんからね。
簿記×財務経理職
簿記2級くらいなら取得している人は多いと思いますが、1級になると持っている学生はほとんどいないでしょう。企業の「財務・経理職」を志望している人なら「簿記1級」を取るというのもありだと思います。
「財務・経理」を志望する学生は少なく、それ自体でもほかの就活生と差別化できるのですが、「財務経理」を志望する理由がはっきりしていないと、「志望する人が少ない職種を狙ってきてるのかも..」と思われるかもしれませんよね。
しかし、簿記1級を持っていれば、「即戦力のスキル」を評価されるだけでなく、「財務経理職への志望度」も伝わるでしょう。
TOEIC・TOEIC×メーカー・商社
メーカーや商社は英語を使える人材を非常に高く評価します。
特にTOEIC900点を持っている人ならば、それだけでも就活を優位に進めることができる可能性が高いです。
しかし、それだけで安心してはいけません。
企業が求めているのは、
×「英語を話せる人材」
○「海外の人とコミュニケーションを取れる人材」
いくら英語を話せようが、海外の人の価値観を受容できず、周りを動かすことができないのならば意味はありません。逆に英語があまり堪能でなくでもしっかり熱意を伝えたり行動したりすることでビジネスを動かしていくことは可能です。
そのため、TOEICやTOEFLで高得点を取っている人は
「海外の人といかにコミュニケーションをとるか」ということも自分の中で明らかにしておくべき。
また、TOEICの資格がそこまで評価されない業界があるので、気を付けてください。例えば、インフラ系や不動産系であれば、基本的に国内で企業活動が完結しているのでそこまで語学力が問われません。
まとめ
いかかでしたか。
今回は「資格を取って就活を有利に進める」方法を紹介していきました。
先ほども言いましたが、資格はあくまで手段です。この事を忘れず自分らしい就活を進めていくと良いでしょう。
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