やりたいことがない。
そんな人が企業選びに苦戦することは多いです。
今回はやりたいことがない人に向けて「視点を変えた企業の絞り方」について説明していきたいと思います。
テーマは「やりたくないことで企業を絞る」ことです。
「やりたいこと」はそう簡単に見つからない
よくある企業選びの方法としては、「自分のやりたいこと」や「成し遂げたいこと」を考えて、それができる企業を探すという手法があります。
これは、しっかりやりたいことが定まっている人にとっては有効的な方法なのですが、やりたいことはそう簡単に見つかるものではありません。
今まで仕事をしているわけでもないですし、そもそも具体的に仕事がどんなものか知っているわけでもないからです。
そのため、「やりたいことが見つからない」という人は、反対に「やりたくないこと」を考えてみましょう。
今までの経験で、「こんな人が嫌いだった」とか、「こんなことはやりたくなかった」ということはありましたか?
いろいろ考えてみましょう!
飛び込み営業が嫌だ
飛び込み営業とは、今まで自社の商品を契約していない顧客の所に行って「ウチの商品買ってください!」と売り込みにいく営業スタイルの事です。
飛び込み営業は、ノルマが設定されていることがほとんどで、それを達成しなければ上司に詰められることもあるでしょう。
また、単純に移動も多いです。
基本的には、「断られる」前提の相手に対して商品を売り込むわけですから、時には、「二度と来るな!」と叱咤されることもあるでしょう。
ただし、売れれば売れるほど年収が上がっていくなど、自分の力量に応じた給料をもらいたい!実力主義の企業で働きたいという人にはいいかもしれませんね。
飲み会・接待が嫌だ
大学で、ウェイサークルの飲み会を見て引いてしまったり、「酔った勢いで盛り上がることの何が楽しいんだ」と思った経験はありますか?
そのような人は、「飲み会の少ない」企業を探すというのも1つの方法です。
企業や部署によっては仕事終わりに飲みに行くだけでなく、接待でクライアントと飲みやゴルフをするところもあります。
そのようなことはフランクな場なら社員の方が素直に答えてくれるのでぜひ聞いてみましょう。
逆に、飲み会に毎回参加していれば、単純に楽しめる時もありますし、人間関係は広がります。
「この部署はこの前飲んだ○○さんが所属する部署だからあの人に頼みに行こう」という感じに社内調整も楽になるというメリットもありますね。
年功序列は嫌だ
やはり日系企業であればまだまだ年功序列である企業は多いです。
そのため、仕事を全然しないおじさんが汗水たらして働いている若手の自分より給料が高いことなんてふつうの事です。
そのようなことに耐えられない人であれば、外資系企業やベンチャー企業の方が向いていると思います。
ただし、実力主義(年功序列の対義語とします)であると言っても競争に負けてしまう場合も。
そのリスクを抑えてくれるという意味では年功序列にもメリットはあります。
激務は嫌だ
ワークライフバランスを保っていたいという人の中に残業がしたくない!という人が多いと思います。
そういった人は、労働時間=成長と捉えているような企業や業界は避けるとよいでしょう。
残業時間に関しては四季報などに数値は出ておりますが、実際には部署によって違いがあったり、サービス残業でちゃんとカウントされていないというパターンもあるので気を付けましょう!
近年は働き方改革が進んでおり、今激務でも今後改善していく余地はあるのでその辺りも考慮しておきましょう!
転勤は嫌だ
業界によっては全国転勤を余儀なくされる企業もあります。
このように、住む場所を短期間で変えることが嫌だという人は、ベンチャーやコンサル企業や、地方に本社がある企業などがおすすめです。
また、転勤がすくない職種もあります。
やはり転勤が多いのは営業ですが、経理や法務など専門的な職種であれば、転勤は比較的少なくなります。
詳細に関しては下記の記事をご覧ください!

また、転勤のある企業なりのメリットもあります。
それは「給料」です。
これらの企業は、転勤の手当なども含め給料は高くなる傾向にあります。
こんな社風は嫌だ
サークル活動や部活動で、合わない人が多かったり、そもそも自分が属している組織の雰囲気が合わないと思ったことはありますか?
それらの経験は、企業選びにすごく役立ちます。
落ち着いた雰囲気が良いという人もいれば、落ち着いている社風を「暗い」と捉える人もいます。
また、タフさが求められる仕事や業界では、体育会系の学生が多いです。体育会のつながりや学閥がある企業を避けるというのも1つの手です。
まずは社風について理解することが必要なので、以下の記事をご覧ください。

まとめ
以上が「やりたくないこと軸で企業を絞る」でした。
ここで取り上げたのがすべてではないので、自分なりにやりたくないことを考えておきましょう!