面接官
私
面接でこんな経験をしたことはあるでしょうか。
今回は、この「誰にも負けないこと」の答え方を紹介していきたいと思います。
「これだけは人に負けないことは?」という質問の意図
この質問には主に2つの意図があります。
・強みを知りたい
・「その人らしさ」を知りたい
「これだけは人に負けないことを教えてください」と言われると、「自分の強み」だけを答えようと思う人も多いのではないでしょうか。
そしてそれと同時に、「こんな強み他の人にもあるだろ」と不安になると思います。
実際それはそうです。No1になれる人なんてほんの一握りだけです。ただし企業はそんなことを求めているわけがない。
No1(他の誰にも負けないもの)じゃなくて、
Only1(他の誰にもないもの)が知りたいのです。
強みが知りたいのならば、企業側は「強みを教えてください」と聞くだけいいのに、わざわざ「誰にも負けないこと」を聞く意図はそこにあるのです。
具体的にどうこたえるべきかということは次に話しますね。
面接で答えるべき内容
強み
×
価値観・モチベーション源泉
=自分にしかないこと
「私の強みは忍耐力です。この強みを生かして全国大会に出場しました!」単なる自己PRと思ってこのように言う人も多いと思います。
しかし、忍耐力をアピールする人なんていくらでもいます。近年は情報サイトやSNSの発達でアピール方法などはいくらでも見つかるため、学生が言うことも似たり寄ったりです。
そのため、面接官にいい印象を持ってもらうためには、適度な差別化は必要です。
では、「悪目立ちせず差別化するためには?」
それは「自分がOnly1である」ということを伝えることが有効です。そのために、「単に強みを答える」だけでなく、「強みも含め、自分らしいことを伝える」ことが重要になってくるのです。
答え方(手順)
「これだけは人に負けないことを教えてください」という質問の答え方は基本的に自己PRと形式は同じです。
「結論」
「根拠(エピソード)」
「結論」を最初に述べて、「本当に人に負けないことなのか」説得力を持たせるためにエピソードを用意しておきましょう。
強みがなかなか見つからないという人は

こちらの記事で自らの強みを見つけ・言語化できるようにしておきましょう。
また、強みや価値観、モチベーションの源泉がなかなか思い付かない人はキミスカの診断ツールを使うのも有効です。
これは診断結果の一部ですが、なかなか自分では言い表せなかった「強みの表現」を教えてくれます。

上の記事はキミスカの詳細記事です。気になる方はどうぞ。
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「これだけは人に負けないこと」:例文
最後に例文を1つ挙げて見ていきましょう。
回答A「忍耐力は誰にも負けません」
回答B「高い目標を常に見据え、困難にぶつかっても忍耐強く努力できることは誰にも負けない点だと思います。」
先ほども言ったように、回答Aのように「忍耐力」だけを言ってしまうと単なる自己PRで「ほかの誰にもない」という要素は欠けています。
それに対し、下の回答Bでは「常に高い目標を追いたい」というその人なりの価値観が表れており、単に忍耐力というよりも「その人らしさ」が表れています。
このように、強み×価値観、モチベーションの源泉というように複数の要素を掛け合わせて、「自分にしかない要素」を作り出すと良いでしょう。
特に、自分が「何にやる気を見いだせるか」ということは非常に重要です。

こちらの記事から自分のモチベーションがどこにあるか探してみましょう。
まとめ
「これだけは人に負けないことを教えてください」と面接で聞かれたときは、強みだけでなく自分の価値観などを伝えることで、「こんな点は誰にもないものだ」ということを知ってもらいましょう!