面接やエントリーシートでは毎回といっていいほど学生時代頑張ったこと(通称ガクチカ)が聞かれますよね。
ガクチカからあなたがどんな仕事に向いているか、どんな場面で活躍するかわかる(らしい)からです。
でも大学は大学、仕事は仕事。そこを無理やり繋げろと言われても難しいですよね。
遊んでただけの人はどうすればいいのか。バイトばっかりしていた人はどうすればいいのか、と。
ただ、そうはいっても学生時代頑張ったことは必ず聞かれます。
そこで今回は学生時代頑張ったことがないという人のための対策法を紹介していきます。
Contents
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)がないと考えている人の特徴
学生時代頑張ったことがないと考えている人はある思い込みをしている可能性があります。
その思い込みをなくせばガクチカはかけるようになるかもしれません。
・リーダー経験がないといけない
・結果をださなきゃいけない
・他の人と違う経験でなければならない
・大学時代の経験でなければならない
これらはすべて思い込みです。
キャプテンなんてやる身じゃなかったんだから話すことないよ…とかみんなと同じようにサークル行ってバイトしてただけだよ…とか。
安心してください。大半の人がそうなんです。
全員が全員全国大会に出場しているわけでもなければ、長期インターンをしているわけでもありません。
多くの人が「平凡な」エピソードを使っているのです。
学生時代頑張ったことがない!とは言っても学生時代「何もやっていない」わけではないですよね。
自分が「学生時代やったこと」をテーマにできる可能性があるのです。
なので、学生時代頑張ったことがない!という人はまず上のような考えは一度捨ててください。
重要なのはそこから「何を伝えるか」です。
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)のテーマなんて何でも良い。重要な部分は?
ここまでの話をまとめるとガクチカのテーマなんて極論なんでも良いということです。
ただしそれはあくまでガクチカを聞く「意図」が理解できているという前提のもとです。
ガクチカを通して伝えなければならない2つのこと
学生時代頑張ったことは単に「部活を頑張りました。目標は全国大会出場で、毎日練習して目標を達成しました。」ではダメなんですよね。
そこに「あなたのこと」が書かれていないから。ただ事実だけを書く人が多いですがこれでは全く意味がないです。結果を残した人にありがちですね。
では何をガクチカで伝えればいいのか
- 私はこういう人間ですよ
- 私はあなたの会社でこういう力を活かせますよ
簡単にいうとこの2つです。
短い言葉で言うと「強み」と「価値観」です。
企業もあなたが仕事で活躍してくれるかどうか知りたくて面接するわけですから、もちろんガクチカにもその要素を出さなくてはならないのです。
そしてそのために、「強み」やあなたの根源にある考え方や行動規範である「価値観」を知ろうとしているのです。
逆に言えば2つの要素さえ含んでいればなんでもいい
逆に言うと、今挙げた「強み」や「価値観」を含んでいればテーマはなんでもいいんです。
サークルに入っていない人でも部活をやっていない人でもガクチカは作れます。
例えば友人との旅行の企画や宴会の企画。
みんなが楽しめるためにあなたは何を考え、どう行動しましたか?そこにあなたらしさが出ているかもしれません。
最近は部活・サークル・バイト・長期インターンなどが定番のテーマになっているので、逆にもっとささいなテーマを選ぶとそれだけで差別化になる可能性もあります。
副業禁止のサラリーマンがゲスの極み乙女。でベースを弾きながら会社とバンドを両立していた日々のこと|休日課長インタビュー
こちらの記事ではゲスの極み乙女。のベーシストである「休日課長」の就活について触れている部分があります。(休日課長は大手企業勤務だったそうです。)
そこでは休日課長が「カレーを作った」というガクチカについて話しています。
課長:履歴書に趣味の欄があるじゃないですか。そこに「カレー作り」って書いておきつつ、面接官に突っ込まれたら、「50食分カレーを作って売って、即完売したことがあるんです」なんていうツカミのフレーズを伝えて、その50食即完売カレーをいかにして作り上げたかの話をおもむろにしだすんです。その話にさりげなく、“こいつ仕事で使えそうだな”って思わせる要素を入れておくところがポイントです。」
これで大手企業の内定をとっています。
テーマはなんでもよくて、その中にどれだけ「自分らしさ」や「自分の能力」が出せるかが重要なことがわかりますね。
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)の探し方
学生時代頑張ったことが思いつかないという人のためにガクチカのテーマの探し方を紹介したいと思います。
探し方は2パターン。
1つ目がオーソドックスなパターン。
普通に学生時代の出来事を振り返るやり方です。こっちはすでに実践している方もおおいんじゃないでしょうか。
ただ、学生時代の経験を事実として並べるだけでは足りません。

ガクチカで詰めておくべき点については上の記事で説明しています。
まだこっちのパターンを試せていないという人はぜひお読みください。
そしてもう1つのパターンはゴールから考えることです。
ゴールとはなにか。それは先程言った「価値観」や「強み」です。
伝えたい内容を先に定めて、それをアピールしやすいテーマを選ぶ。
こういうやり方です。
そういう時は「自己分析ツール」を使いましょう。
ヘビーユーザーがおすすめする自己分析ツール6選でも触れていますが、自己分析ツールは、いくつかの質問を通してあなたの強みや価値観を診断してくれるのです。
おすすめはキミスカです。
キミスカを使って分かることは以下の通り。
・性格の傾向
・意欲の傾向
・思考力の傾向
・ストレス耐性
・価値観の傾向
・職務適性
自己分析に必要な項目ばかりです。
特に、価値観や意欲の傾向、思考の傾向はガクチカなどに絶対に必要です。
ぜひ一度ガクチカに必要な「強み」や「価値観」について調べてみてください。

そしてそれらが明らかにできればガクチカも考えやすくなる可能性があります。
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まとめ
以上、学生時代頑張ったこと(ガクチカ)がない人がやるべきこと、考えるべきことを説明していきました。
ちょっとした意識ややり方を変えるだけでガクチカはうんと考えやすくなります。
ぜひこの記事を参考にしてみてはどうでしょうか。