学生
このような悩みを抱える方もおおいのではないでしょうか。
今回は、インターンシップの志望動機の中でも「メーカーの志望動機」について説明していきたいとも思います。
Contents
インターンシップのESの特徴
インターンシップの選考で避けては通れないのがES選考。
本選考ではどの企業でもESを実施しているので、インターンで書き慣れておく必要がありますね。
ただしインターンESは本選考ESと少し意味合いが違うものになっています。
インターンシップのESの特徴は以下の通り。
- 学チカが中心
- 字数・設問が本選考に比べて少ない
主な特徴は本選考ほど「この企業に入りたいという志望度を見せる必要がない」ことです。
企業としてもこの時期は「学生は企業を探す、行きたい企業を定める時期」だということを理解しているからです。
ただし、その中でも「なぜこの企業のインターンに応募しているのか」という質問をされることがあります。
「この時期から知っていることなんてほとんどねえよ!」と思いますよね(笑)
そんなあなたのために「インターンシップの志望動機」に書くべきポイントをまとめました。
メーカーのインターンシップの志望動機を書く前にすべきこと
インターンシップの志望動機を書くにあたって知っておくべき情報は主に以下の4つです。
企業のHPや情報サイトを活用して企業研究などをしっかり進めてきましょう。
- 業界・事業・職種
- インターンシップの内容(記載があれば)
- 求められる人材
- 自己分析
メーカーは「業界研究ができているか」ということが他業界※よりも求められるので、事業や業界についても志望動機の中に含めるといいでしょう。
※一方で、コンサルやベンチャーなどは事業についてあまり触れなくてもかまいません。
これらの企業は業界研究というよりも価値観や能力が求められます。
メーカーのインターンシップの志望動機の書き方【例文あり】
書くべきポイントは4つあります。
- 成し遂げたいことがその企業でできるから
- 事業や働き方に魅力を感じたから
- 強みを活かすことができると思ったから
- 人社風を知りたいから
自分が成し遂げたいことができる
成し遂げたいことが定まっているならば、「成し遂げたいこがその会社で出来そうだから応募した」と書くのが良いでしょう。
そして、なぜそう思ったかはしっかり書きましょう。
「成し遂げたいこと」を軸にして志望動機を書いていくやり方は以下の記事をご覧ください!


例文
私は仕事を通して「日本の技術力を世界に広めたい」と考えている。
その点、貴社は独自の技術を活かして世界に○○を提供しているため、
私のやりたいことが出来るのではないかと考えた。
上の赤字の部分が「自分が成し遂げたいこと」が出来る理由になります。
この部分は企業の事業を理解していないと書けない内容ですね。
そのため、企業研究はしっかりとしておきましょう!
事業や働き方に魅力を感じた
事業や働き方の観点から志望動機を書くべき理由は、「企業研究がしっかり出来ていること」をアピールできるからです。
下記のES例をご覧ください
旭硝子
私が貴社のインターンシップに応募したのは、貴社がガラス業界のトップとして市場をけん引し、人々の生活を支える製品を提供し続けていることに加え、化学品事業などの新たな分野に事業展開を進めているという、持続的成長への取り組みに魅力を感じたからである。
ここでは、旭硝子がその名の通り「ガラス事業」をしているだけでなく、「化学事業」にも取り組んでいること、そしてこのように「多角化をしている意味」や事業が生み出すベネフィットがしっかり書かれています。
このように、事業内容はもちろんその事業に取り組んでいる意味・事業が与える影響力などがしっかり分析出来ていれば、高評価を得られます。


強みを活かすことができる
これを書くことのメリットは
・自分の強みをアピールできる
・「仮説」を持っていることをアピールできる
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強みをアピールすることは1つの手段です。
企業としても、単に「あなたの企業に入りたいです」と言ってくる学生より、「あなたの企業に入りたいです。私は○○な強みを生かして御社に貢献できます」と言ってくる学生を採用したいですよね。
しかし、強みをアピールしたところで「そんな強みウチじゃ使えないよ?」と言われればそれまでです。
そのため、企業で「どんな働き方をするのか」をしっかり研究したうえで、「この仕事にはどんな能力が必要か」という「仮説」を自分なりで設定するといいでしょう。
「仮説」を持っていることは、「自ら主体的に考える」ことができる人材とも言えます。
社会が求める人材はただ与えられた仕事をこなすだけでなく、常に自ら考え行動出来る人であるということはどの業界・仕事でも共通です。
そのため、「仮説」を持っていることをアピールすることは非常に有効です。
例文
貴社の営業マーケティングにおいてはその裁量権の大きさや新たな挑戦機会の多さから自ら考え行動する力」が必要だと考えている。
私は、サークル活動やゼミ活動において、主体的に目標や課題を設定し、メンバーの意見や情報をまとめて、その課題や目標に対して最適なアプローチを考え実践してきた経験があり、この経験が貴社においても活かすことができると考えた。
上の赤字の部分が「仮説」です。
「裁量権の大きさや挑戦する機会の多さ」という事実から「自分なりの仮説」を立てているのです。
これを見ると企業の人事も「おっ。ちゃんと考えられているなあ」と思うでしょう。
人社風を知りたい
基本的に企業の社風は、インターンシップや座談会を経ていないと分からないものです。
そのため、企業選びにおいて重要なポイントである「社風」について知りたいと書くことはなんの問題もありません。
むしろその「社風」を知ってもらうことが企業のインターンシップの目的の1つともいえるので、インターンシップの目的をしっかり理解できているという意味では高評価を得られます。
書き方としては、単に社風を知りたいと書くよりも、その企業の事業や理念と結び付けて書くと良いでしょう。
例文
『「チャレンジ」の理念のもと、新たな事業に挑戦し続けてきた貴社における、社員の方々の姿勢や考え方を知りたい』
合わせてこちらも読んでおくとより理解が深まると思います。

まとめ
以上がメーカーインターンシップの志望動機の書き方でした。
もちろん字数制限があるので、これらすべては書ききれない時もあると思います。
200字と短いパターンも多いです。

以下の記事で短い志望動機の書き方も説明しています。